Story
"松本の文化を残したい"その想いがすべての原点。
用の美にこだわった、歴史ある古民家の再生。
松本城下の親町三町のひとつ、東町に静かにたたずむ古民家です。明治20年に建てられ、松本の歴史を刻む名門商家もかつて取り壊しが取りざたされていました。
「松本の歴史が薫る蔵造りを後世に伝えたい」との想いから、光屋の前オーナーに対し、「光屋の趣をそのまま残し、お客様にお見せできる形で開発をしたい。博物館としてではなく、常に人が集うそんな場所として建物を生き返らせたい」と提案。
前オーナーからも、「歴史的建造物の中で過ごすことで松本に来たことを思い出して頂ける」というコンセプトにご賛同いただけ、平成19年に現在の『レストランヒカリヤ』がスタートしました。
時代を超えた、松本の文化の再生。
ヒカリヤの照明は特徴的だと言われます。
これは、ヒカリヤの前身『光屋』が建てられた明治20年の頃の明るさになるように『陰と陽をテーマにこだわった照明』としているためです。何もかもを近代化するのではなく、当時の趣きを現代に再現することにより、歴史的建造物の中で食事をするという意義と価値を提供したいと考えています。
また、ヒカリヤで使用している木材は、50年ほど寝かせたもの材料を使用。
明治時代の本物の空間を再現しています。
ここにしかない、たったひとつのもの。
昨今日本国内において、世間の古いものに対する見方が大きく変わり、注目されるようになってきたと感じます。松本でも、20代・30代がオーナーの古民家を再利用したカフェやショップなども増えてきました。
この動きは、日本国内だけでなく、世界の潮流でもあるように思います。
ヒカリヤは、建物としての希少性が高いばかりか、「木の香り漂う母屋を改装した日本料理」、「漆喰の蔵のたたずまいを残すナチュレフレンチ」を提供しているレストランとして、グローバルレベルで発信していきたいと考え、「世界にたったひとつのもの」がコンセプトのルレ・エ・シャトーに加盟をしました。